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お熱いのがお好き/マリリン・モンロー
『お熱いのがお好き』
1959年 アメリカ映画 監督:ビリー・ワイルダー 出演:マリリン・モンロー ジャック・レモン トニー・カーティス スウィートそのもの!ザ・ハリウッドと言っても過言では無い、マリリン・モンローです。“美女”と言ったら彼女を忘れちゃダメですからね。顔、身体全てが決して男には真似の出来ない……女の究極の様な存在です。そして意地悪さ等の負の感情すら見付ける事も不可能です。前回書いたブリジット・バルドーが小悪魔なら、マリリン・モンロー はまぎれも無い天使です。 禁酒法時代のアメリカ、シカゴ。男2人が女ばかりの音楽隊に女装して紛れ込む……なんとも面白いコメディ映画です。 女装が倒錯の世界に見られないようにとモノクロ映画になったそうで、カラーだと信じていたジャック・レモンはモノクロだと知って激怒したとのこと。とんでもないストーリーをマリリン・モンローの可愛さが名作映画にしたとも言える感じ。とにかく画面に現れるだけで映画が華やぎます。 そしてこの映画はラストシーンもいい! 本当に楽しい映画です。 (ちなみにアニメのルパン三世で、このラストシーンをそのままパロディーにしたシーンがありますよ。) 昔、まだ日本人の目がブランドに向いていなかった頃、マリリン・モンローの 「寝る時に着るのは“シャネルの5番”。」 このセリフでシャネルを知った年輩の方達はかなり多いようです。実際にはバストの形が崩れるのを心配して、常にブラジャーを付けていたらしいけど……このセリフは素敵だね。 #
by hm-2
| 2006-04-04 02:59
| 映画の中の美人
素直な悪女/ブリジット・バルドー『素直な悪女』 1956年フランス映画 監督:ロジェ・ヴァディム 出演: ブリジット・バルドー クルト・ユルゲンス クリスチャン・マルカン ジャン=ルイ・トランティニャン イザベル・コーレイ この映画を監督したのは、彼女の最初の夫、ロジェ・ヴァディム。 結婚をする際、反対する両親をガス自殺を図って脅し承諾させたというブリジット・バルドーですが、この映画の後1957年に離婚しています。 その後の彼女の男性遍歴を予感させるかの様に、この映画で彼女は悪女っぷりを披露しています。ちなみに原題はかくて神、女を創り給えり。その言葉の通りです。 彼女に惚れた男だからなのか、魅力を最大限に引き出した映画です。この映画の冒頭、BBの登場シーンはシネスコープいっぱいに横たわる裸のBB。 これで一気に彼女はスターダムに伸し上がったわけです。 まあ、映画自体はそんなに大した話しでも何でも無いのです。彼女の魅力に男達が振り回されたり、年輩の女性が苦々しく思ったりという……ひたすらBBを魅力的に見せている、それだけの映画です。今ではすっかり動物愛護団体で過激なまでの動物好きを全面に出しているBBですが、かつてはインタビューで「好きな動物は男。」と発言したり、「恋多き人生はフランスの名誉である」などと言われるような女性でした。そんな当時のブリジット・バルドーの魅力を最大限に引き出したのは、やはりこの映画ではないかな? と思います。 私は常に歴史よりも神話を信じてきた。歴史の真実はみるみる虚偽に変貌するが、逆に神話の虚偽はみるみる真実に変貌するのである。今日の時代の特徴のひとつは、あらゆる分野ですぐさま神話を創り出そうとすることだ。マスコミが実在の人物を発見してきて、その実生活に想像のイメージを重複させる。ブリジット・バルドーがこの奇妙な現実と神話のミックスの完璧な一例だ。彼女はほとんど宿命的に夢と現実が混合する場に置かれているのである。彼女の美しさは文句なく完璧である。しかもその美しさはあたかも神々に見放された年齢の熱狂者達を誘惑するなにか未知のものを持っているのだ。 そんなブリジット・バルドーの可愛さをこの映画で観てみませんか? #
by hm-2
| 2006-03-29 02:54
| 映画の中の美人
勝手にしやがれ/ジーン・セバーグ
『勝手にしやがれ』
1959年 フランス映画 監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール 原案:フランソワ・トリュフォー 出演:ジャン=ポール・ベルモンド ジーン・セバーグ 他 ジーン・セバーグ演じるパトリシア。彼女をどこかで見た事はありませんか? 可愛くオシャレではあるが、どこか悪女の雰囲気ただよう娘…… 『悲しみよ こんにちは』 1958年 イギリス・アメリカ合作映画 原作:フランソワーズ・サガン 監督:オットー・プレミンジャー 脚本:アーサー・ローレンツ これのセシル、パトリシアにそっくりでしょ!?(同じ俳優という事だけでなく!) それもそのはず、ゴダールはこの映画を製作する時、『悲しみよ こんにちは』の続編を撮りたかったそうです。本当は名前もセシルにしたかったが出来なかった、のだとか。 『悲しみよ こんにちは』で南フランスでバカンスを過ごし、父親の恋人が気に入らないから意地悪してやるつもりで、うっかり死に追いやってしまったセシル。 ジャン=ポール・ベルモンド演じるミシェルはその時に南フランスで出会った男。マルセイユからパリへ出てきて彼女と再会したのです。(もちろん、細かい設定は『悲しみよ こんにちは』とは変更されてますよ。) 南フランスで出会った頃と変わらず、やはりつかみどころのないパトリシアにミシェルは振り回されます。正直、チンピラ男のミシェルだけど、それ以上に彼女がメチャクチャと言いますかね…… 「厄介だが、惚れてる。」 ミシェルの言ったこのセリフが彼女の魅力を語るのには一番合っているかも知れません。 Qu'est-ce que c'est,dègueulas? 訳は「最低ってなんのこと?」ですが、最後の単語にはゲロを吐くという意味もあるのです。ちなみに冒頭の「結局、俺はアホだ」と訳されているところのconも、バカ、アホの意味の他に女性器の通称の意味もあるのです。お下劣な若者の無軌道映画と言ってもいいと思います。 この映画で最高の魅力を振りまいているパトリシア(&セシル)を演じたジーン・セバーグは1979年8月31日パリの大通りに駐車してあった車中で遺体で発見されました。 彼女のしていた運動が原因で殺害されたとの説が濃厚ですが、こんな彼女の生き方も映画の中のパトリシアの魅力を増大させているように思えてなりません。 #
by hm-2
| 2006-03-14 01:08
| 映画の中の美人
美女と野獣/ジョゼット・デイ
美人と言うからには、タイトルで美人の称号を与えられている彼女を入れなくてはマズイでしょう。
『美女と野獣』 1946年 フランス映画 監督・脚本:ジャン・コクトー 出演:ジャン・マレー ジョゼット・デイ マルセル・アンドレ 他 ジョゼット・デイ自身は高慢な感じの美人といったところなんですが、この映画を見ていると、本当に綺麗で純真で真の美女に思えてきます。 個人的な思い込みかも知れませんが、 リアリティを追求する映画にあまり綺麗な人が出演していると“リアリティ”が感じられない気がするのです。不思議な感じすらします。正直、どこにでもいるタイプが一番リアルな物語の演出ではないかと思います。なので 綺麗=不思議 だとしたら美女の出る映画の王道はファンタジーなわけです。 美女を愛する野獣、腕や目玉がある(生きている?)屋敷は不思議の世界です。廊下を歩く時にも美女は足を動かさずに、どんどん進んでいきます。このシーンを見てチャップリンがコクトーに「どうやって撮影したのか?」と聞きに来たそうです。撮影方法は美女を台車に乗せて引っ張る、というコクトーらしい単純なトリックなのですが、こういうトリッキーな演出が美女にピッタリです。 見切れるストーリーすら、ほっと胸を撫で下ろせる展開。そして美しい王子を美しくフィルムに収めようとしているのがコクトーですから、誰よりも美しくジャン・マレーを描くのは当然なのです。(現実の2人の関係、ですよ。) まだBGMなどは無い時代の映画です。 この映画の音声を消して、生演奏&オペラで音のみを新しくしたバージョンが、去年、渋谷のBunkamuraで上映されました。(関西では愛・地球博で上映)フィリップ・グラスのリメイク版と言うのが正しいかも知れません。美意識の塊としか言い様がないくらい素晴らしかった。 開演前、そこの会場で隣に座ったお婆さんと孫(20代前半)の会話。 「『美女と野獣』は観た事ある?」 「ディズニーのならありますよ。」 「あんなものとは比べ物にならないわよ! ちゃんと良い映画を観なさい!」 まったく同感です。 美の結晶の様な映像に勝るとも劣らない美女の姿は、必見、です。 (メインはジャン・マレーって感じですけどね。) おまけ:コクトーは野獣の姿を歌舞伎の隈取り&毛頭からヒントを得たと行っていますが、“多毛人”という毛むくじゃらの野獣のような姿をした人間は実在したようです。画像は荒俣 宏が「野獣の本当のモデルでは無いか」と言っている、ペトルス・ゴンサルウス。 ************************************ 野獣の住む屋敷の廊下。燭台が人間の腕で出来ています。 #
by hm-2
| 2006-03-12 03:50
| 映画の中の美人
狂った果実/北原 三枝
ここでは映画の中で見掛けた美人を、独断で称賛してみようと思います。
第1弾は北原 三枝さん。 『狂った果実』 1956年 日本映画 監督:中平 康 脚本:石原 慎太郎 出演:石原 裕次郎/津川 雅彦 北原 三枝/岡田 真澄 ヌーベルヴァーグの旗手フランソワ・トリュフォーに影響を与えた事で余りにも有名なこの作品、「特にヒロインが素晴らしい!」と北原 三枝さんはトリュフォーに絶賛されています。 「お、いい女!」と津川 雅彦演じる弟と石原 裕次郎演じる兄はひと目で惹かれてしまうわけですが……サングラス&ピッタリしたトップス&フレアスカートとい姿の北原 三枝は「そりゃ、こんないい女が歩いてたら惚れるわ。」と納得のカッコ良さ。最近の芸能界では見かけないくらいのいい女です。 (そういえばリメイクされてましたっけ? 観て無いけど。) 津川 雅彦の手を引いて、自分の胸に押し当てて誘惑とか……最近“エロかっこいい”が話題ですけど、現代女子の皆さん負けて無いか!? さらに石原 裕次郎、津川 雅彦、ハーフだけどついでに岡田 真澄……日本人はいつからこんなにスタイルが良くなったんでしょうか!? とにかくモダンでかっこいい、外国人にひけを取らない美人は当時からいたわけです。 あまりにカッコ良くて、映画を観た後に写真集を購入してしまいました。 ← それがこれ (正格には写真集というよりムック本ですが……) 以前、選挙の応援で来ていた石原 まき子を一度だけ見た事があります。やはり、あ、北原 三枝だ……と感激してしまいました。 銀幕のスターと呼ぶにふさわしいカッコいい女性です。 #
by hm-2
| 2006-03-06 03:36
| 映画の中の美人
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